人間万事塞翁が馬

ことわざから学ぶ現代社会でのやり過ごし方

何のために、誰のためにキレイになるのか。目標を持つことが大事だと思います。そして、誰かの作った価値基準や、誰かの心ない言葉に惑わされないことです。

私は二十代女子です。現在彼氏はいません。美意識は人並みに持っています。厳しい食事制限や運動は行っていませんが、できる範囲で気を付けています。私は成功者でも、誰かの参考になるような経験豊富な人間でもないけれども、思ったことを綴ってみたいと思います。私は外見や美にとらわれて精神を病んでしまったことがあります。テレビや雑誌の中でキラキラと輝く芸能人、身近にいる容貌の良い人たちを見るたびに、自分の自身がどんどんなくなっていきました。こんな容貌じゃ彼氏も嫌だろうと思って一方的に別れを切り出したり、自分の顔を見たくなくて鏡から目を背け、外出中は常にマスクを装着したりしていました。食べることは太る事、すなわち醜くなる事だと思って、食事を拒否する時期もありました。痩せれば、細くなれば、美しくなれば、誰かに愛してもらえると真剣に考えていました。本当におかしくなっていたと思います。今はだいぶ乗り越えられました。この経験から学んだことは、誰かの基準によってではなく、自分の基準をもっていることの大切さです。私が自分に自信を失い、このようになってしまった背景には、サークルの同級生男子にからかわれたことがありました。彼が軽い気持ちで言っていた言葉、「ブス、顔がでかい、サークルの中で一番かわいくない、太っている」などをまともに受け取らなくてよかったのです。彼はスレンダーでとびきり可愛い女の子が好きみたいですが、私は彼の希望にそうために生きているわけではありません。痩せているほうが美しいという誰かの基準に支配される必要はありません。世の中には色々な人がいて、それぞれ色々な好みがあります。その意地悪な男子の価値観にとらわれる必要などないことに今は気づいています。私も悪かったと思います。

何のために、誰のためにキレイになるのか。目標を持つことが大事だと思います。そして、誰かの作った価値基準や、誰かの心ない言葉に惑わされないことです。
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